山形県酪農業協同組合は、県内で唯一の酪農専門の農業協同組合です。
全国で初めて全組合員参加のもと、農場HACCP認証※1の取得に取り組んでいます。
農場HACCP認証基準に準じた、「山酪ハセップ」認証制度を2010年度から開始し、現在は約7割の組合員が認証をうけています。山酪ハセップの認証を受けるには、数十項目のチェックを年5回受けなくてはなりません。検査基準は厳しいですが、高品質な生乳の生産を目指し、全組合員が一体となって取り組んでいます。
山形県酪農業協同組合の生乳は高い評価を得ており、奥羽乳業協同組合(河北町)の工場で「ヤマラク牛乳」に加工されるほか、県内外の乳業メーカーのもとに運ばれ、各種乳製品に加工されています。
※1 農場HACCPとは
畜産農場における衛生管理を向上させるために、農場で発生する恐れのある危害要因(微生物、化学物質など)を防止するための管理ポイントを設定し、継続的に監視、記録を行う取り組みのことをいう。
山形県酪農業協同組合では、酪農ヘルパーの職員を雇用し、酪農家の作業支援を行っているほか、山酪ハセップ認証の取り組みを通して、生産環境の美観を維持するなど、若者が就農しやすい環境づくりを進めています。また、後継者育成のために、「やまらく未来塾」を開催し、酪農の管理技術等に関する研修を行っています。
名称 | 山形県酪農業協同組合 |
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設立 | 平成5年4月1日 |
代表者 | 代表理事組合長 山口長一 |
組合員 | 160名(令和元年度末時点) |
生乳生産量 | 32,133t(令和元年度実績) |
役員 | 理事11名 監事2名 |
所在地 |
本所
中央支所 |
関連施設 | クーラーステーション(2ヶ所)、堆肥センター(3ヶ所) |
事業内容 | 生産振興支援事業・・・酪農家に対する経営支援全般 購買事業・・・・・・・酪農生産資材の供給、販売 販売事業・・・・・・・生乳販売 |
平成5年4月1日 | 山形県県南酪農農業協組合・山形中央酪農業協同組合・米沢酪農業協同組合・上山生乳生産連合会(任意団体の酪農家)の4団体が合併し発足。 |
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平成9年8月1日 | 山形県酪農業協同組合連合会の権利を包括継承。 |
平成15年4月1日 | 東北生乳販売農業協同組合連合会に正会員として加入。 |